特定派遣が終了して、派遣業者がかつての一般派遣に入れ替わっていく過程で、以前から手がけている「派遣先」に加えて、手広くしようとする業者がいますが、そんな「新規事業」の成功は、果たしてどういう結果になるのでしょうか?
結論を先に言いますと、難しいでしょう。
例えば、ある会社は(偽装)請負、後に特定派遣に転換した会社は、長らく特定の取引先一筋でやってきていて、今回かつての一般派遣と同じ土俵に立つことになったのを機に新たな取引先の開拓に必死だったりしますが、正直もう手遅れだと思います。
なぜなら、「新規開拓先」は既に別の旧一般派遣会社が根付いているところが大半。そこに食い込むことは極めて困難ですよね。しかも、新規の派遣先へ送り込む人員を新たに募集している。当然実績の無い派遣会社を選ぶ人は無く、応募する者は「残りかす」になりがちです。
まさに椅子取りゲームの敗者状態。
折角確保している椅子まで取られることがないように、現在の取引先を「守る」ことが先決なのかも知れませんね。
一般派遣へ転換中の旧特定派遣業者
Categories :派遣業者
最近のコメント