派遣と請負、働きやすさの違いは?

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「派遣は流動的で“使い捨て”にされやすい。でも正社員でも安定は“努力次第”」
よく言われていることですが、それなら雇用されている時の働きやすさ、職場の質ではどうでしょうか。
製造業の正社員雇用で「請負会社」からの求人があります。企業等からの依頼を受けて決められた作業の請負を行う会社。すなわち、下請けの一種です。
派遣は、派遣先の企業の人達から指揮命令を受けるので、基本的には派遣先企業の方針で働くことになります。派遣社員だけ違う命令を受けたり、所属先が違うことから福利厚生などが異なることもありますが、勤務時間や休日は派遣先の企業に準じます。
ところが、請負は取引先の企業へ出向いて働く形式は派遣と酷似していますが、勤務時間や休日は請負会社の規定に準じます。
「下請け」ですから、繁忙期などでの業務量が増えたりする場合でも元請に比べて人員を増やしたりすることがやりづらく常に「忙しい」状態になります。勿論賃金等の待遇は弱く、それでいて重労働になりがちです。
勿論一部の請負会社は上手な運営をされているところもあって、働きやすさを実現して低賃金のでデメリットをカバーされているところもあります。請負会社へ行くのなら、稼げるところはないという考え方で、ワークライフバランス重視のところを選んで、空いた時間で副収入を得たり「スキルアップ」を目指すことが賢明でしょう。